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(旧島田市)平成11年第1回定例会−03月18日-07号

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  1. 島田市議会 1999-03-18
    (旧島田市)平成11年第1回定例会−03月18日-07号


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    最終取得日: 2021-10-01
    (旧島田市)平成11年第1回定例会−03月18日-07号(旧島田市)平成11年第1回定例会  平成11年第1回島田市議会定例会会議録 平成11年3月18日(木曜日)午前10時00分開議    出席議員(24名)        1番   永 井   亨 君       2番   鈴 木 城 二 君        3番   大 塚 修一郎 君       4番   木 野 愼 吾 君        5番   小 澤 嘉 曜 君       6番   藤 田 一 男 君        7番   竹 島 茂 吉 君       8番   河原崎   聖 君        9番   永 田 金 市 君      10番   津 田 恵 子 君       11番   本 杉 敏 雄 君      12番   松 本   敏 君       13番   石 間 恵寿男 君      14番   塚 本 昭 一 君       15番   伊 藤 勇 司 君      16番   田 口 正 行 君       17番   手 塚 文 雄 君      18番   火 物 政 二 君       19番   園 田   董 君      20番   内 藤 洋 一 君       21番   田 中 康 夫 君      22番   柴 田 照 二 君       23番   柴 田 庄 平 君      24番   澤 脇 圭 司 君    欠席議員(なし)
       説明のための出席者       市  長  岩 村 越 司 君      助  役  鈴 木 敬 正 君       収入役   松 浦   弘 君      教育長   山 田 一 雄 君                            総務部       総務部長  佐 塚   潔 君      空  港  小 澤   平 君                            担当部長       市民福祉                 産業振興             鈴 木 堯 於 君            大 石 重 範 君       部  長                 部  長       建設部長  澤 野 壽 夫 君      水道部長  福 島   勉 君       市民病院             松 浦 岑 雄 君      教育次長  鈴 木 政 亮 君       事務部長       監査委員  河 村 俊 治 君    議会事務局職員出席者                            庶務課長       事務局長  天 野 价 右        兼議事   田 中 秀 實                            係  長       庶務課長       補佐兼   太 田 末 広        主  査  村 田 達 己       庶務係長       主  査  横田川 雅 敏 議事日程(第7号)  第1.議案第11号 平成11年度島田市一般会計予算  第2.議案第12号 平成11年度島田市国民健康保険事業特別会計予算  第3.議案第13号 平成11年度島田市簡易水道事業特別会計予算  第4.議案第14号 平成11年度島田市交通災害共済事業特別会計予算  第5.議案第15号 平成11年度島田市土地取得事業特別会計予算  第6.議案第16号 平成11年度島田市休日急患診療事業特別会計予算  第7.議案第17号 平成11年度島田市老人保健医療事業特別会計予算  第8.議案第18号 平成11年度島田市公共下水道事業特別会計予算  第9.議案第19号 平成11年度島田市水道事業会計予算  第10.議案第20号 平成11年度島田市病院事業会計予算  第11.議案第21号 島田市行政組織条例の一部を改正する条例について  第12.議案第22号 行政機構の改革に伴う関係条例の整備に関する条例について  第13.議案第23号 島田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について  第14.議案第24号 島田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について  第15.議案第25号 島田市職員特殊勤務手当支給条例及び島田市立保育所設置条例の一部を改正する条例について  第16.議案第26号 島田市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例について  第17.議案第27号 議会の議決に付すべき公の施設の廃止又は長期かつ独占的利用に関する条例の一部を改正する条例について  第18.議案第28号 島田市庁舎建設基金条例の一部を改正する条例について  第19.議案第29号 島田市福祉事務所設置条例及び島田市母子家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について  第20.議案第30号 島田市立看護専門学校条例の一部を改正する条例について  第21.議案第31号 島田市心身障害児通園施設に関する条例の一部を改正する条例について  第22.議案第32号 島田市農村環境改善センター条例の一部を改正する条例について  第23.議案第33号 島田・榛原地区広域市町村圏組合規約の変更について  第24.議案第34号 島田・榛原地区広域市町村圏組合規約の変更に伴う財産処分について  第25.議案第35号 島田市指定金融機関の指定変更について  第26.議案第36号 平成10年度島田市一般会計補正予算(第7号)  第27.議案第37号 財産の取得について                                        (以上、委員長報告分)    ・閉会中継続審査(調査)について      (総務常任委員会厚生常任委員会経済常任委員会議会運営委員会) 本日の会議に付した事件  議事日程(第7号)と同じ  及び  発議案第1号 島田市議会委員会条例の一部を改正する条例について  発議案第2号 朝鮮高級学校卒業生等大学受験資格に関する意見書  発議案第3号 「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の延長に関する意見書 △開議の宣告  (午前10時00分) ○議長(澤脇圭司君) 出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ─────────◇────────── △議事日程の報告 ○議長(澤脇圭司君) 本日の議事日程はお手元に配付してございますので、御了承願います。   ─────────◇────────── △議案第11号〜議案第37号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(澤脇圭司君) これより日程第1、議案第11号から日程第27、議案第37号までの27件を一括議題といたします。  これより各委員会における審査の経過並びに結果について、順次報告を願います。  まず、経済常任委員会の報告を願います。  11番 本杉敏雄君。    〔11番 本杉敏雄君登壇〕 ◆11番(本杉敏雄君) 本会議より経済常任委員会に付託されました議案の審査の経過と結果について報告いたします。  当委員会は、3月12日午前9時より第2委員会室において委員全員関係部課長出席のもとに開催いたしました。  初めに、議案第11号 平成11年度島田市一般会計予算中、歳出2款7項2目交通安全施設費、4款2項7目大津北住宅団地汚水処理場費、5款労働費(1項3目勤労者野外活動施設運営費を除く)、6款農林業費(1項6目農村環境改善センター運営費を除く)、7款商工費、8款土木費及び11款災害復旧費について審査いたしました。  2款7項2目及び4款2項7目については特に質疑もなく、5款労働費にかかわり委員より、シルバー人材センターの補助金の減額の理由及び支援対策についてただしたところ、国の方針が10%カットのため市の補助金も国の補助金に準じて決めた。また、市の事業をなるべくできるものはシルバー人材センターにお願いし、受注を多くするとの答弁がありました。  次に、6款農林業費にかかわり委員より、中山間地域総合整備事業負担金及び農産物加工体験施設の関係についてただしたところ、地元負担金は市及び伊久身地区を合わせて15%である。事業内容は、丹原のファームポンド及び圃場整備、大森上河内線相賀小川線の舗装、長島及び川口排水路等である。伊久身農産物加工体験施設経費については、県から市に譲与されると管理が必要になってくるとの答弁がありました。  続いて委員より、県営林道事業負担金についてただしたところ、鍋島犬間線清笹高根線は予算書の 207ページの2)の県補助事業の中に、川根とを結ぶ大平三並線の工事は県が実施する事業の負担金であるとの答弁がありました。  ほか、りんごわい化事業、悠久の森の植林等について質疑がありました。  次に、7款商工費にかかわり委員より、観光協会の補助金についてただしたところ、4月1日から駅前の観光案内所に観光協会を移すため、設備費及び人件費等約 1,000万円、花火、川越祭り等に約 1,200万円補助するとの答弁がありました。  続いて委員より、観光施設管理経費についてただしたところ、施設的な部分、例えば観光トイレ観光案内板等については市で負担するとの答弁がありました。  次に、8款土木費について委員より、現業職員についてただしたところ、現在1班4名で2班編成で道路の舗装や小破修理を行っている。  続いて委員より、区画整理事業についてただしたところ、区画整理は都市計画の母と言われる道路、公園、下水道等が一挙に整う。時間もかかるが、将来の子々孫々のまちづくりを考えると、時間がかかっても区画整理が一番よいと考えている。  続いて委員より、マラソンコースについてただしたところ、今年度は発着地点の整備を行う。緑地帯については、今後草取りをまめにして整備していきたいとの答弁がありました。  ほか、水門管理について、都市公園の振興公社への委託、ばらのまち推進事業についての質疑がありました。  11款災害復旧費について委員より、過去に何度も崩壊を繰り返した道路の例もあることから、十分注意して進めてほしいとの要望が出されました。  以上で質疑を打ち切り、採決の結果、議案第11号中、2款7項2目、4款2項7目、5款(ただし1項3目を除く)、6款(ただし1項6目を除く)、7款、8款及び11款について全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第13号 平成11年度島田市簡易水道事業特別会計予算について審査に入りましたが、質疑もなく、採決の結果、議案第13号は全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
     次に、議案第18号 平成11年度島田市公共下水道事業特別会計予算について審査いたしました。  委員より、普及率についてただしたところ、現在 7.4%で、水洗化率については2月末現在で1,732 戸で80%であるとの答弁がありました。  採決の結果、議案第18号は全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号 平成11年度島田市水道事業会計予算について審査いたしました。  質疑もなく、採決の結果、議案第19号は全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第36号 平成10年度島田市一般会計補正予算(第7号)中、歳出7款商工費について審査いたしました。  質疑もなく、採決の結果、議案第36号中、歳出7款について全員の賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が本会議より当委員会に付託されました議案の審査の経過と結果であります。何とぞ当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に、議会閉会中における継続審査調査を議長に申し出ることを決しました。  次に、陳情第1号 新たなテナント等の誘致等による就労機会の確保に関する陳情の審査について報告いたします。  2月24日及び3月12日の2日間審査いたしました。種々論議されましたが、内容が陳情になじまないとの意見が多く、不採択と決しました。  12時5分、閉会いたしました。  以上で当委員会の報告を終わります。 ○議長(澤脇圭司君) 次に、厚生常任委員会の報告を願います。  7番 竹島茂吉君。    〔7番 竹島茂吉君登壇〕 ◆7番(竹島茂吉君) 本会議より厚生常任委員に付託されました議案の審査の経過と結果について報告いたします。審査の順に報告いたします。  当委員会は、3月12日午前8時59分より第3委員会室において委員全員関係部課長出席のもとに開会いたしました。  まず、議案第25号 島田市職員特殊勤務手当支給条例及び島田市立保育所設置条例の一部を改正する条例について審査に入りました。  当局より議場での説明のほか特になく、委員より、女性を特定させるような名称の見直しについて市の主体性ある考え方をただしたところ、今回の改正は市独自の判断によるものではなく、国の通達に基づいて全自治体が一斉に変えようとするものであるとの答弁があった。  その他若干の質疑の後、採決の結果、議案第25号については全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号 島田市福祉事務所設置条例及び島田市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について審査に入りました。  当局より若干の補足説明の後、特に質疑もなく、採決の結果、議案第29号については全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第30号 島田市立看護専門学校条例の一部を改正する条例について審査に入りました。  当局より若干の補足説明の後、委員より、授業料及び入学検定料の値上げは教育費の値上げであり、不景気の中、家計では削れない部分である。値上げに対する考え方をただしたところ、当局より、開校以来10年間据え置いてきたが、平成4年の運営費に比べて約30%ほど運営費が増加している。今回の20%の値上げはやむを得ないものであるとの答弁があった。  さらに委員より、今回の値上げは静岡市の看護学校の改定と同じ金額であり、同じ時期に値上げをしたのかとただしたところ、当局より、静岡市その他の看護学校いずれも値上げを検討している情報を得ており、たまたま同じになったと思われる旨の答弁があった。  さらに委員より、関連して、看護専門学校への一般会計からの負担金について昨年比56万円ほどの増加しかない旨の点から、授業料等を抑える努力が一般会計の方からしているとは思えない旨の指摘があり、これに対して当局より、財政は厳しく、一般会計からの負担金をふやしていくことのできない状況にある旨の説明がありました。  他方、他の委員より、近隣の看護専門学校の授業料等について尋ねたところ、大体同じ程度の金額との説明があり、この金額については私立大学等と比較しても低廉な金額に抑えてきたのではないかとの指摘もあり、今後とも他との均衡を逸しないことに留意するよう意見がありました。  その他若干の質疑がありましたが、省略します。  ここで採決に入り、議案第30号については賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第31号 島田市心身障害児通園施設に関する条例の一部を改正する条例について審査に入りました。  当局より若干の補足説明の後、特に質疑もなく、採決の結果、議案第31号については全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第11号 平成11年度島田市一般会計予算中、歳出2款1項12目公害対策費、13目市民相談費、2款3項戸籍住民基本台帳費、7項交通安全対策費(ただし2目交通安全施設費を除く)、3款民生費、4款衛生費(ただし2項7目大津北住宅団地汚水処理場費を除く)、9款消防費について審査に入りました。  款項ごとに当局より補足説明を受け、それぞれ質疑を行いました。委員より、公害対策費に関連して、ダイオキシンの検査についてその検査料が高額と聞いているが、自治体で実施できないのかただしたところ、当局より、ダイオキシンの分析は高度な技術を要し、現段階ではこなすことはできないとの答弁があった。  さらに委員より、当市の環境分析機器の状況をただしたところ、水質関係の機器、騒音計、振動レベル計、風速計等で、専門スタッフは学校を出ている者が1名いる旨の説明があった。  続いて委員より、ダイオキシンの問題、ポリカーボネート食器の問題等についてきちんとした基準に基づいて同じ基準の上で発表する側も受けとる側もやっていく必要があるのではないかとの意見が出され、これに対して、9月ごろをめどに国の方では統一した数値が出されるとのことですので、これを基準にしていきたい旨の説明があった。また、基準値のないものについてはそれなりに慎重に扱っていく旨の考えが示された。  さらに委員より、お茶の農薬問題について決まった公害行政から飛び出て対処すべき要望が出された。  次に、戸籍住民基本台帳費に関連して委員より、戸籍、住民票等のコピー業務について民間委託から臨時職で対応する点について守秘義務の点で問題がないかただしたところ、当局より、原価計算をしたところ高いものについたので臨時職で対応することになった。臨時職についても地方公務員法が適用されるし、守秘義務の服務についてはうたってある。プライバシーにかかわる情報がかなり入っているので、この扱いについては厳重にしている。このコピー業務は普通の人でもできる内容なので、嘱託ではなくて臨時職となっている。1年単位で採用していく旨の答弁があった。  続いて、交通安全対策費に関連して委員より、放置自転車について今年度から自転車商組合の扱いとする旨の点についての状況説明を求めたところ、当局より、駐輪場開設後2年たつが、この間放置自転車リサイクルとして70台が現在本庁、出先、病院等に配置してある。そのほか69台が防災用として確保してある。今後発生するリサイクル車については、市内に18業者ある自転車商組合販売店で修理を行って、市民にリサイクル車として提供していく考えが示された。  続いて、福祉のまちづくりの推進事業において福祉マップの作成について、観光マップ、その他のマップと統合したマップを作成したらどうか質問があり、これに対して当局より、数年前に発行した福祉マップにつけ加えて新しく整備された身障者トイレその他の施設を加えて作成するものであり、携帯して持ち歩くのにわかりやすいという点から、福祉の施設に重点を置いた地図として作成していきたい旨の答弁がありました。  続いて、訪問介護事業1億 7,400万円について、24時間のホームヘルパー派遣を行うことであるが、その予算はどのくらいかただしたところ、当局より、この予算には介護ヘルパーの社協への委託業務と入浴サービス事業の委託料が 6,374万円含まれている。月曜日から土曜日までの午前7時から午後7時までを社協が扱い、午後7時から翌朝7時までと日曜、祝日の24時間については民間業者に委託をしていく。この民間業者の委託料は実働に応じて社協の基準単価で算出していく考えである旨の答弁があった。  さらに委員より、訪問看護、ショートステイ、入浴サービスを含めて24時間のホームヘルプサービスの組み合わせについてのケアプランはどのように立てていくのかとの問いに対し、当局より、高齢者サービス調整チーム設置事業の中で社協のヘルパー、保健婦、民間業者を含めて調整していく旨の答弁があった。  続いて、在宅福祉サービス事業にかかわり委員より、介護保険が施行されると対象になる事業と対象外となる事業があるが、介護保険対象外の事業はどうしていくのかとの問いに対し、当局より、介護保険事業計画の中で決めていく。ことしの9月ごろ中間報告を行い、来年2月議会に審議をお願いする予定である。市の特別給付として介護保険対象とするのか、市の単独の保健福祉事業としてやっていくのか選別していく旨の答弁があった。  これに対して委員より、介護保険対象とするとサービスメニューがふえるので、保険料にはね返って高くなる。市の単独事業の見地は大切なので、現況のサービス水準介護保険施行により下がらないように留意すべき旨の発言があった。  さらに委員より、現在の施設入居者で要介護認定されない人はどのようになるのか尋ねたところ、当局より、当市のモデル事業において 100例の中で一、二出ており、施設入所者については5年間特別措置があり、入所措置が図られる。この間に在宅介護とするか、養護老人ホームグループホーム等へ入所をするかといった具体的な政策がとられると思うとの答弁があった。  10時30分より10分間ほど休憩の後再開し、児童福祉費放課後児童クラブへの補助にかかわり委員より、現在の2カ所に以前からもう1カ所要望が強くあるが、新年度予算で2カ所の予算づけしかされていない点について問題がある旨の発言があり、当局より、確かに他市の状況と比較して少ないので、現在、児童育成計画の中で公共施設あるいは学校の余裕教室の活用について検討委員会を組織して、推進に向けて検討を進めていく。また、新年度の予算の中へ織り込んでいないが、補正予算の対応をも考えていく。運営は公設民営の考え方を持っている旨の答弁があった。  保健衛生費にかかわり委員より、歯科保健事業フッ素洗口法普及事業について学校における普及の拡大がないが、この点についてただしたところ、当局より、学校の養護教諭より反対があり拡大していない。しかし、効果については数字も出ているので、平成9年に保健福祉センターが開設されてから希望者について週1回実施している旨の答弁があった。  衛生費にかかわり委員より、乾電池の収集の状況についてどうかとの問いに対し、当局より、この4月1日より各町内のダストボックスに一斗缶をかけてその中へ入れていただくようにする。最近の乾電池は水銀を使っていないが、古い乾電池や外国産は水銀を使っているので回収を進めていく。蛍光灯にも水銀が使われているが、この回収については内部で検討していく旨の答弁があった。  その他若干の質疑がありましたが、省略します。  採決の結果、議案第11号 平成11年度島田市一般会計予算中、歳出2款1項12目公害対策費、13目市民相談費、2款3項戸籍住民基本台帳費、7項交通安全対策費(ただし2目交通安全施設費を除く)、3款民生費、4款衛生費(ただし2項7目大津北住宅団地汚水処理場費を除く)、9款消防費について賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第12号 平成11年度島田市国民健康保険事業特別会計予算について審査に入りました。  特に補足説明もなく質疑に入り、委員より、納税奨励金は奨励する意味で必要ではないかとの発言に対し、当局より、口座振替や直納の人と比べて納税貯蓄組合にだけ助成することは現状において適当でなくなってきていると判断し、廃止することとした旨の答弁があった。  その他若干の質疑がありましたが、省略します。  採決の結果、議案第12号については全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第14号 平成11年度島田市交通災害共済事業特別会計予算について審査に入りました。  特に補足説明もなく質疑に入り、委員より、市職員が各町内会を回って加入を勧めているが、各町内会では負担になっており、また県下21市で実施しているところは減ってきている。民間でやってもらえばよいと考えるので、この特別会計はやめたらどうかとの発言があり、これに対し当局より、この事業については検討してきているが、まだ市民の約5割弱の加入があり、高齢者60歳以上では6割が加入している。今年度は現段階で前年より5%ほど、約 3,600人ふえている。この事業は継続していきたい旨の説明があった。  その他若干の質疑がありましたが、省略します。  採決の結果、議案第14号については全員賛成をもって可決すべきものと決しました。  続いて、議案第16号 平成11年度島田市休日急患診療事業特別会計予算について審査に入りました。  特に補足説明もなく、また質疑もありませんでせした。  採決の結果、議案第16号については全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第17号 平成11年度島田市老人保健医療事業特別会計予算について審査に入りました。  特に補足説明もなく、また質疑もありませんでせした。  採決の結果、議案第17号については全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第20号 平成11年度島田市病院事業会計予算について審査に入りました。  当局より補足説明の後、質疑に入り、委員より、本年度の予定損益で6億円ほどの経常欠損となっている。医師の給与について、赤字でも黒字でも手当が出るシステムとなっている。特に診療手当の2%ついては問題はないかとの発言に対し、当局より、時間外手当については、医師は患者本意で仕事をやっているので難しいところはあるが、会議のたびに院長名で指導をしている。医務手当は 100分の70から75の定額で条例規則で決まっている。診療手当の2%は、ドクターにやっただけの見返りがあるという給与体系として組み立てられている。手当を出すためには、医師にもっと収入を上げていただく努力をしてもらうことでやっている。手当の見直しについては院長の意識の中にある。医務手当の算式を含めていろいろと考えている旨の答弁がありました。  正午より一たん休憩に入り、午後1時4分に再開しました。  委員より、院長住宅について現在空き家となっているが、近所から管理上問題が出ている旨の発言に対し、当局より、有効利用について検討しているが決まっていない。今後その利用について詰めていきたい。病院の職員が出向いて清掃、草取りをやっている旨の説明があった。  続いて委員より、病院事業が厳しい決算の状況下にあるので、看護学校については病院事業会計より別枠で特別会計とすべきではないかとの提案が予算にかかわり出されたが、これに対して当局より、看護学校の経費にかかわっては、一般会計からの負担金によるので病院事業会計には損益の面での影響はないが、会計の持ち方としては提案として受けとめていく旨の答弁があった。  なお、この病院事業会計にかかわり、看護学校の会計が含まれていて、その看護学校の授業料と検定料の値上げの部分が含まれているので、この病院事業会計予算に賛成できない意見があった。  そのほか若干の質疑がありましたが、省略します。  ここで採決に入り、議案第20号については賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上の議案審査の後、所管課からの報告がありましたが、省略いたします。  最後に、議会閉会中の継続審査(調査)について議長に申し出ることと決し、午後1時24分、当委員会を閉会いたしました。  以上が本会議より当委員会に付託されました議案の審査の経過と結果であります。何とぞ当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(澤脇圭司君) 次に、総務常任委員会の報告を願います。  1番 永井 亨君。    〔1番 永井 亨君登壇〕 ◆1番(永井亨君) 総務常任委員会は、去る3月12日午前9時より第1委員会室において委員全員と当局関係者出席のもと委員会を開催し、本会議より付託されました議案の審査を行いましたので、その経過と結果について御報告いたします。以下、議案番号順に従って報告させていただきます。  まず、議案第11号 平成11年度島田市一般会計予算中、条文については質疑はありませんでした。  次に、歳出1款議会費について委員より、導入予定の会議録検索システムはどの範囲までの会議録が検索できるのかとの質疑に対し、平成11年9月の導入予定で、平成6年から本会議データの検索を考えているとのことでした。  次に、2款総務費(1項12目、13目、3項、7項を除く)については、委員より、テレホンガイド経費 140万円の内訳と利用状況について、また日米草の根ネットワーク交流事業補助金にかかわり、その事業内容の説明を求めたところ、テレホンガイド経費及びソフトの賃借等で健診のお知らせなどが主な利用となっている。日米草の根ネットワークの交流事業は、江戸時代にアメリカに漂流したジョン万次郎を記念し、日米で毎年交互にサミット形式の交流会を開いており、平成11年は静岡県で開催される。島田市はリッチモンド市との交流が盛んであり、ぜひ参加してほしいとの要請があり、友好協会にも相談し、参加しようということになった。島田市のバラと地酒を中心にして交流するイベントを実施する考えで現在詰めているとのことでした。  また、平和祈念事業にかかわり委員より、他市ではほとんど追悼式として実施しているのに島田市は平和祈念式典として行っており、戦没者への追悼の意識が薄らぎ、風化してきているとの指摘に対し、戦後50周年という節目の年であった平成7年から市民の平和への認識をさらに強めてもらうため、従来の追悼式一本であったものを追悼の部分を含めた平和祈念式典という形にさせていただいている。運営については、遺族会の代表者を含め、市内の各団体の皆さん20名ほどで実行委員会を組織し、取り組んできている。いずれにしても、市民の皆さんの意見や議会からの指摘事項については今後立ち上がる実行委員会の中で紹介し、委員の皆さんの意見を聞いて実施していきたいとの答弁がありました。  次に委員より、空港関連の補助金、交付金の具体的な内容について質疑があり、空港関係調査事業交付金は空港関係の地元5団体が実施する地域づくりや農業対策の研究、空港関係の学習会などのための交付金、騒音対策事業補助金は騒音対策の対象地区である原の平公民館の建設にかかわるもの、農業特別対策事業補助金は、空港にかかわって影響をこうむる地域について農業特別対策を実施し、その救済を図る趣旨のもので、レール式茶園管理機や簡易乗用形茶園管理機の導入が中心である。また、空港隣接地域農業振興事業補助金は、下湯日茶農協の茶生産施設整備事業に対する補助であるとの答弁がありました。  次に、市長交際費と旅費にかかわり質疑がありましたが、報告は省略いたします。  次に、国土利用計画島田市計画策定事業にかかわり委員より、前回の費用委託先、前計画の成果や課題、計画策定を委託するについてどういう研究体制で臨むのかとの問いに当局より、前回の予算は 500万円で、委託先は地域まちづくりの研究所であるが、今回はまだ決定していない。また、前回の計画は新総合計画「しまだ未来21基本計画」に掲載しており、これを基礎に市の計画を立てている。市が主体的な考え方でいくのは間違っていないので理解していただきたいとのことでありました。  次に、島田駅南口開設推進対策交付金にかかわり、駅南開発の土地区画整理事業はめどが立っていないとの市長答弁があったが、区画整理が先行しなければ南口はどうにもならない。交付金の効果的な交付方法についてただしたところ、交付先は南口開設促進協議会で、後援会や街頭広報、会報の発行経費などに充てている。今後の方向については協議会の皆さんと探っていきたいとの答弁がありました。  続いて委員より、南口開設と区画整理を別々のセクションでやっており、全くちぐはぐである。ぜひ検討を加えてほしいとの意見が出されました。  次に、農林業センサス経費にかかわり、この調査は5年に一度実施する調査と思うが、調査員の数、調査結果を市民に知らせるシステムはどうなっているかとの問いに、調査員は 125名、指導員6名を予定している。調査結果は島田市統計書等に反映させているが、これらの統計調査結果については農政課とも協議し、幅広い利用ができるように努めていきたいとのことでした。  そのほか、防犯灯補助金にかかわる電気代の地元負担増について、町内会事務費補助金の交付状況等について質疑がありましたが、省略いたします。  次に、5款1項3目、6款1項6目の審査を行いましたが、特に質疑はありませんでした。  次に、10款教育費の審査に入りました。  委員より、空き教室を利用した放課後児童保育への今年度の取り組み方針について質疑があり、現在、福祉事務所で児童育成計画を策定しており、その中で放課後児童クラブを何カ所か設置する計画になっている。先日、1年生から3年生の保護者を対象にアンケート調査を行ったが、大きい学校で20人くらいの希望者となっている。  続いて委員より、早急に検討がなされると考えてよいかとの問いに、学校側や地元の関係者、民生委員も入った組織をつくっていく必要があるので、新年度からそうした体制をつくって福祉事務所と一緒に取り組んでいきたいとのことでありました。  次に、学校施設営繕経費にかかわって委員より、特に校舎や体育館の塗装等については早い時期に営繕修理をすれば少ない経費で効果的にできる。精力的に取り組んでほしいとの要望が出されました。  次に委員より、新年度予算に環境教育についてどのように配慮されたかとの問いに、予算上での位置づけはしていないが、各学校ともに地域の特性を生かす中で進めている。  これに対して委員より、初倉南小のビオトープのような試みを他校でやろうとしても予算がない。流用というようなことは考えられないかとの問いに、環境教育には確かに物質的、財政的裏づけが必要と思うが、同時にお金をかけない教育の要素も大きいと思う。各学校とも理科や社会科等の授業の中で環境保全の大切さを訴えながら進めているとの答弁がありました。  そのほか、教育用コンピューターの整備にかかわり導入方法、指導に当たる教員の研修体制について、学校管理費にかかわり学校施設が加入している火災保険内容、また指導者不足や人数が少ないために成り立たない部活動への対応について質疑がありましたが、報告は省略いたします。  次に、図書館費について当局より、新年度より資料の貸し出し範囲を藤枝、焼津、大井川、岡部の2市2町まで拡大する。また、新聞記事の検索システムについては2階のフロアーに専用端末1台を設置し、カウンターへの申し出によりCD−ROMを貸し出し、個人が自由に利用するという形を考えている。なお、プリントアウトする場合には料金を徴収したいと考えているとのことでありました。  次に、博物館費中、民俗資料館整備事業にかかわり整備内容や活用方法について質疑があり、当局より、旧桜井邸を集客施設として修復し、寄贈された版画や民俗資料を展示する。なお、民俗資料は雰囲気を考えた展示とし、2階はお茶会や生け花教室等、市民の生涯学習の場としての活用も検討していきたい。博物館や川越遺跡とともに多くの市民が訪れるにぎわいのある観光拠点として活用していきたいとの答弁がありました。
     次に、島田市振興公社委託経費について減額の理由が経営努力とのことだが、予定した事業をやらなかったなどにより経費が浮いたのではないかとの指摘に対し、昨年は出演者が病気のためにやれなかったものもあり、そういう意味では説明不足であったとの答弁がありました。  次に、文化事業費にかかわり、島田市山形市少年少女合唱団合同演奏会運営経費の内訳について質疑があり、当局より、本年、山形市は市制 110周年で記念事業が行われる。昨年は島田市が市制50周年であり、島田市に招待したが、今度は山形市から招待があり、これに伴うバス代、宿泊費、講師代であるとの説明がありました。  続いて委員より、島田市少年少女合唱団に対する通常の補助金は幾らかとの問いに、島田市文化協会を通じて交付することになるが、 191万5,000円となっている。  さらに委員より、子供たちの育成に取り組んでいるスポーツ少年団と比べ補助金の額が余りにも違い過ぎるのではないか。合唱団を結成した当時はスポーツ少年団はなかったのかもしれないが、いろいろな団体が生まれる状況も変わってきており、変えていく必要があるのではないかとの意見に対し、音楽的な活動は財政的な援助をしていかないとなかなか育たないということがあり、また少年少女合唱団については島田市の大きな顔にもなっており、御理解いただきたい。しかし、スポーツ少年団の果たす役割も非常に大きいものがあるので、物心両面で支援していきたいとの答弁がありました。  そのほか若干の質疑がありましたが、省略いたします。  次に、歳出12款、13款、14款について審査いたしましたが、質疑はありませんでした。  続いて歳入の審査に入り、市税収入にかかわり島田市の経済状況をどうとらえているか。また、土地貸付収入にかかわり売買可能な土地の状況等についての質疑がありましたが、報告は省略いたします。  以上で質疑を打ち切り、採決の結果、議案第11号中、条文、歳入及び歳出1款、2款(ただし1項12目、13目、3項、7項を除く)、5款1項3目、6款1項6目、10款、12款、13款、14款については賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号 平成11年度島田市土地取得事業特別会計予算について審査いたしましたが、特に質疑はなく、採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第21号 島田市行政組織条例の一部を改正する条例について及び議案第22号 行政機構の改革に伴う関係条例の整備に関する条例について一括審査いたしました。  委員より、行政組織が毎年変わり、市民にとってはわかりにくいとの指摘に対し、行政改革を推進する中で事務の簡素化、組織の簡素化を目指し、必要に応じて見直しをしている。庁舎が狭いため部内の課の配置が分かれるという点はあるが、サービス面では迷惑をかけないよう努力していくとの答弁がありました。  採決の結果、議案第21号及び議案第22号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第23号 島田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例については特に質疑はなく、採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第24号 島田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第26号 島田市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例について審査いたしましたが、さしたる質疑はなく、採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号 議会の議決に付すべき公の施設の廃止又は長期かつ独占的利用に関する条例の一部を改正する条例について、委員より、今後の対応はどうするのかとの質疑に対し、伝染病予防法の廃止に伴って隔離病舎の設置義務がなくなり、財産は広域市町村圏組合から島田市に無償譲渡される。今後は島田市民病院が第二種感染病指定医療機関として県から指定を受け、その業務に当たる見込みであるが、その運営経費の負担をどうしていくのかは今後詰めていくことになるとのことでありました。  採決の結果、議案第27号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号 島田市庁舎建設基金条例の一部を改正する条例について審査いたしました。  委員より、大規模な改修の定義、また基金が大規模改修に使われてしまい、それで終わってしまうのではないかと指摘したところ、今回の改正の趣旨はあくまでも耐震補強である。これを実施する場合に、基金に手をつけず予算編成できればそうするが、財源的に調整できない事態となったら基金でお願いしたいということである。耐震補強といっても、どこまで補強するかによって事業費も変わってくる。比較的安くできる方法もあるようだが、地震で壊れてしまっては意味がない。まず耐震診断をやり、その結果をもとにどのような耐震補強方策があるか検討して判断していきたい。庁舎建設には事業費の半分くらいは自己資金が必要であり、これを積み立てるにはまだまだ何年かかかる。新築をあきらめるということではなく、今の庁舎を耐震補強して使いながら次の新築に備えていくという両面作戦をとっているとの答弁がありました。  そのほか若干の質疑がありましたが、省略いたします。  採決の結果、議案第28号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第32号 島田市農村環境改善センター条例の一部を改正する条例について審査いたしましたが、質疑はなく、採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第33号 島田・榛原地区広域市町村圏組合規約の変更について及び議案第34号 島田・榛原地区広域市町村圏組合規約の変更に伴う財産処分について一括審査いたしました。  委員より、不要になった備品の取り扱いに関する質疑がありましたが、報告は省略いたします。  採決の結果、議案第33号及び議案第34号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第35号 島田市指定金融機関の指定変更について審査いたしました。  委員より、他の金融機関からの申し入れはないのか。変更によりコストがかかることはないかとの質疑に対し、他行からの要望はない。また、変更により行政側のコストがかかることはないとのことでした。  採決の結果、議案第35号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第36号 平成10年度島田市一般会計補正予算(第7号)中、条文及び歳出14款の審査については、繰越明許費の補正にかかわり若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。  採決の結果、議案第36号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第37号 財産の取得について審査いたしましたが、特に質疑はありませんでした。  採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第2号 一中・二中の給食の早期実現と安全な食器への切り替えを求める陳情の審査を行いましたが、陳情項目のうち、安全な食器への切り替えについては陳情を受け付ける前から切り替えの方針が出され、新年度での対応が示されているため、特に審査の対象にはしませんでした。  委員より、一中・二中の給食の早期実現については保護者からの要望が教育委員会に届いているのか。また、一中・二中での給食が未実施であるため、弁当をつくってもらえず、通学途中で買ってくるなどの問題は起きていないかとの問いに、父兄からそうした要望は届いていない。また、未実施によるそうした問題は聞いていないとのことでありました。  また、他の委員より、陳情の趣旨には具体的な実施時期の明示を求めているとのことがうかがえる。教育委員会の基本方針はやる方向であるが、一方では財政上の問題も抱えており、もう少し慎重に審査する必要があるとの意見があり、継続審査とすることに決しました。  最後に、議会閉会中の継続審査を議長に申し出ることに決し、午後4時14分、閉会いたしました。  以上が当委員会に付託された議案等の審査経過と結果であります。何とぞ当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わらせていただきます。長時間ありがとうございました。 ○議長(澤脇圭司君) 以上で報告は終わりました。  暫時休憩いたします。      休憩 午前10時52分     ────────────────      再開 午前11時10分 ○議長(澤脇圭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第1、議案第11号を議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  10番 津田恵子君。    〔10番 津田恵子君登壇〕 ◆10番(津田恵子君) 私は、議案第11号 平成11年度島田市一般会計予算に反対します。  今年度の島田市の予算は、いまだ回復の兆しの見えない日本経済の中で、一連の国の経済政策に振り回された形で独自性に乏しいものとなっていると思われます。市長みずからもその施政方針で、バブル崩壊の傷跡がいえないまま国の財政赤字や金融機関の不良債権処理、失業率アップ等々、社会不安が渦巻く中、法人税の激減と減税政策による地方財政は非常に厳しい状況にあると分析しておられます。そして、地方再生のために歳出をふやすアクセルと財政悪化を防ぐための歳出を抑制するブレーキを同時に踏まなければならないと延べておられます。まさに本年度の予算はその言のとおり筋の通ったものではなく、一方で大きな政府論を展開し、もう一方で小さな政府論を採用する。その結果、互いの政策に相殺効果が働き、各方面で閉塞感にとらわれてしまっているものと私は受けとめています。  そこで、本年予算を市債の面から見ていきたいと思います。本年の市債は19億 3,010万円の予算で、総額の 7.9%になっています。そのうち中学校舎建設が4億 5,460万円で、空港建設関連が4億 850万円、区画整理事業が2億 2,760万円等となっています。国の経済政策によりこの債務の一部は地方交付税措置されるとはいうものの、地方財政運営上このような予算編成は正常な形とは言えません。バブル崩壊時点を1989年と見るか、1991年と見るか、地方における影響を1992年からと見るかについては諸論がありますが、ここでは1992年から本年1999年までの7年間を見てみますと、歳出の伸びは 212億 6,012万円から 243億7,800 万円と15%の伸びですが、債務残高は 150億 605万円から 232億 6,831万円と55%の伸びを示しています。  そこで、債務残高を土木費との回帰分析をしてみました。すると、全国 3,300自治体のデータから土木費1単位増加すると債務残高は2.19単位増加するという結果が出ました。この数字は年次やデータ数により多少変動しますが、土木費の増大が債務残高をふやしているという点は明らかだと言えます。  今、東京都知事選で論戦がたけなわになっていますが、その中で舛添要一さんが「公共事業を土木中心から福祉中心へ転換させよう」と主張しておられます。それは福祉部門への方が乗数効果が大きくなってきたことで雇用の創出も大きいという話です。このことは以前、私も産業連関表に数値を投入し、静岡空港不要論を述べました。つまり、舛添要一さん主張するように土木から福祉への政策の転換が必要なときなのです。しかし、我が島田市の予算はそのことを反映したものではありません。  ここで、空港建設について述べておきたいと思います。私は、静岡空港が県及び周辺自治体の財政を悪化させるので建設を中止すべきだと主張し続けています。反対理由はその他多数ありますが、今回は触れません。  さて、今議会では他の議員から、空港はできても飛行機は余り飛ばないかもしれないが、新幹線新駅は島田市にとって有用である云々という表現がなされました。その言葉のとおり、航空会社の経営悪化と規制緩和により地方空港路線がどんどん廃止される中、常識的に考えて、このような地に空港を開港することの無益さは多くの国民の周知のこととなりました。昨年11月に起工式がなされたとはいえ、滑走路の一部は取得不可能であり、これ以上の展開は望めないものと考えます。  このような事態の中、周辺整備という名目で幾つかの事業が計画されていますが、それらについても我が島田市の財政負担は大きなものとなってきています。その負担により、本来取り組むべき事業が後回しにされていると感じています。自治体が力を入れなければならない点は、住民の安全を保障することです。その方面から考えてみますと、福祉の重要性ともう一方で安全な環境の確保です。  そこで、ダイオキシン汚染について述べてみたいと思います。市民はダイオキシン汚染についてさまざまに不安を抱いています。そのダイオキシン排出抑制策を急いで取り組むべきだと思っています。一般質問でも提示した市民グループCEESの報告書によると、我が島田市においてもダイオキシンの1日の摂取量が体重1キロ当たり4ピコグラムを超えることがあり得るということです。多分、国における新しい基準はDDIは4ピコグラムになるのではないかという情報が流れています。つまり、島田市が阿知ケ谷の焼却炉でビニールやプラスチック類を燃やさなくても住民は相当なダイオキシンを摂取していることになります。  衛生課としてはダイオキシン抑制のために家庭用焼却炉の回収に踏み出しましたが、それに加えて、簡易焼却炉、小型焼却炉の規制が必要になってくるのではないのでしょうか。しかし、中小の事業所が設置している法の規制外の簡易焼却炉の調査に取り組む意思も予算もつけないことは重大な問題だと思います。事態を調査し、情報を公開し、対策を練る姿勢が市民の信頼を得るものだと述べておきます。  最後に、桜井邸を民俗資料館に改修する費用1億 4,000万円について述べたいと思います。  この費用は桜井邸の改修と海野光弘氏の版画の常設収蔵庫の建設費用ですが、私は、桜井邸は市民へ開放し、市民主催の文化事業の拠点とすべきと考えています。市長は、NPOがまちづくりのパートナーとなるであろうと語っておられます。教育委員会も、社会教育の立場から市民の自主的活動をサポートすべきところです。今回の桜井邸の活用に関しては、単に民俗資料を展示するのみではその資産の活用にならないものと考え、その予算づけに反対しています。教育委員会では2階部分のみを市民に開放するとの計画が述べられましたが、その構造上、利用は非常に難しいものです。それを承知の上での詭弁のように私は思われます。  常々感じることですが、住民がみずから磨くことや社会的活動をしようとしたときに、それをサポートすることにちゅうちょする教育委員会の姿勢に私は不信感を持っています。桜井邸の活用の方法は、全館市民活用に開放するよう再考を求めたいと思います。予算の執行は市民が民主主義のもと安心と安全を保障されることが実感できるものであるべきだと私は考えますので、本年の予算はその実感が甚だ希薄だという点を指摘し、反対討論とさせていただきます。 ○議長(澤脇圭司君) 次、12番 松本 敏君。    〔12番 松本 敏君登壇〕 ◆12番(松本敏君) 私は、ただいま議題となっております議案第11号 平成11年度島田市一般会計予算について反対の立場から討論を行います。  国では99年度予算案で31兆 500億円という国債を発行し、マスコミでも景気浮揚へ積極予算とする一方で、借金の返済に、また借金などと報じています。本予算は歳入歳出それぞれ 243億 7,800万円となっており、対前年度比で 4.2%の増となっております。市債の発行も構成比の 7.9%となっており、対前年度伸び率 9.5%で、財政の硬直化が懸念されるものであります。また、依存財源が対前年度伸び率11.9%となっており、歳入構成比の44%と増加しております。このような中では、むだを省き、市民に必要なものに予算を回すことが今こそ求められるものであります。  各事業の問題点について述べます。使用料、手数料への消費税上乗せは市民への負担を強いるものであり、反対です。1款議会費で海外視察旅費としてヨーロッパ方面2人分で 100万円、アジア方面2人分で66万円が計上されております。深刻な不況の中、また市の財政困難な中で、当局でも議案第26号の中で職員や議員の旅費の削減を図っております。国内でも有益な視察は十分可能であり、今日の経済状況の中では海外視察は当面凍結するのが市民感情とも合致していると考えます。  次に、2款総務費では空港の問題で、地方空港では路線の急廃止が相次ぎ、地方自治体が多額の赤字を抱えています。昨年7月に開港した佐賀空港は当初の予定便数は3路線11往復でしたが、利用客の見通しが立たず、5往復と半分以下になっています。管理者の佐賀県は着陸料を国の基準の半額にし、団体旅行客への助成制度を創設するなど、県費をつぎ込んで路線維持を図るという事態になっています。この二の舞になる危険のある空港関連事業に反対し、空港建設中止を主張するものです。  同じく2款で、平成10年度に各種団体への補助金を69件にわたり削減しましたが、本予算でもとに戻したのがわずか防犯灯の設置補助金とその電気料補助金の2件のみでした。各種団体から大変な不満の声が上がっているにもかかわらず、改善が見られません。その一方で、負担金及び分担金には手をつけているものの、削減には腰が引けて十分な成果が見られないことも指摘をしておきます。  次に、3款民生費で、放課後児童健全育成事業で学童保育所への対応に問題があります。予算では既設の2施設への補助金しか計上されておりません。国及び県は少子化対策のため子育て支援事業に大変な力を入れているときに、学童保育所の増設のための予算づけがされていない消極的な対応を批判するものです。  次に、6款農林業費で、引き続く国による米の減反押しつけを支援し、推進する予算づけに反対します。  次に、8款土木費で、本年度も引き続き各町内からの道水路新設補修等建設事業に関する要望の制限を続ける姿勢に問題があります。このため、町内では多くの要望を不公平になるからと五、六件に絞り切れずに悩んでいる実態があります。建設課からの町内あての通達は廃止すべきであります。  次に、10款教育費でありますが、文部省では平成15年より司書を各学校図書館に配置する方針を打ち出しておりますが、市内の各学校を見れば、司書以前に図書室の図書をふやさなければならないところがたくさんあります。PTAや地域の学校振興会に負担をかけるほど少ない図書費は問題です。さらに、学校修繕として六合小のぱらぱらはげ落ちる内装、一中、二中のプールの更衣室が老朽化して倉庫になってしまっているなど、十分な修繕が行える予算づけになっていないことを指摘いたします。  以上、問題点を指摘しましたが、乾電池の分別収集や24時間ホームヘルプサービスの実施など評価できる事業もあります。しかしながら、全体として市民本位の予算とは思えないことから反対の立場からの討論とするものです。 ○議長(澤脇圭司君) 次、8番 河原崎 聖君。    〔8番 河原崎 聖君登壇〕 ◆8番(河原崎聖君) ただいま議案第11号につきましては反対の討論がありましたが、私は賛成の立場から討論いたします。  御承知のように、国は長引く景気低迷に対し平成11年を経済再生元年と位置づけ、景気回復に全力を挙げることとし、平成11年度の予算を一般会計で 5.4%の増としております。また、地方財政計画においてもその規模を前年度比 1.6%増とする中で、歳入は地方財源の不足を補うため地方交付税を大幅に増額するとともに、一般歳出を 1.8%増、投資的経費を 0.9%増とするなど、景気回復へ配慮したものとなっております。  こうした国・地方財政の動向の中で編成した当市の平成11年度の予算は、景気対策への対応と財源確保への苦心が見受けられます。まず、予算規模におきましては前年度比 4.2%増と国の予算に沿ったものとなっております。歳入の恒久的な減税等による財源不足に対しては、継続しての経常経費の削減、とりわけ組織機構の見直しや退職者の一部不補充等による人件費の抑制と物件費の原則5%程度の削減を図るなどして財源確保に努められております。当市の行政需要は少子高齢社会への対策、教育・文化の充実、中心市街地や空港周辺を初めとする地域の整備と活性化、健康で安全な市民生活の確保など多方面にわたっており、これらに適切に対応していく必要がありますが、厳しい財政状況のもとで経常経費の削減を図るとともに、その重要性、緊急性などを考慮する中で重点的、効率的な配分に努められている様子がうかがえます。  主要事業の中では、教育費において継続事業で事業費も増大した島田第二中学校校舎改築事業を初め、初倉西部地区複合施設の設置を実施するとともに、小・中学校にインターネットを導入、また新規の地域の人材を活用した教育推進事業など、ハード・ソフト両面にわたって充実が図られております。  また、都市基盤の整備では従来からの空港周辺整備、区画整理、公共下水道整備が継続実施されているのに加え、新たに定住人口増対策事業の推進に事業費が確保されております。  産業振興面では、中小企業既設資金貸付枠を5,000 万円増額するなどの景気対策もなされております。  また、福祉面においては、エンゼルプランや障害者プランに基づいた各種支援や補助の計上がされております。  さらに、高齢者対策では従来からの助成補助に加え、新たな施設への委託や運営を展開するとともに、平成12年度からの介護保険制度に対応するため、担当課の設置や事業費の計上など体制の確保がなされております。  市民生活の安全の確保では、同報無線施設の更新、避難地施設資材の充実及び町内防犯灯補助金の増額などに配慮などが見受けられます。  このように多様化、肥大化する行政需要に対応して事業を実施していくためには、厳しい財政状況の現行システムの中では起債にも頼らざるを得ないものと考えます。この起債は、過去のような右肩上がりの経済のもとでは当該年度の財源確保と合わせ、後の世代の人にも公平に負担していただくということでそんな問題になっておりませんでしたが、今日の停滞した経済情勢のもとでは多額の起債は後年への過大な負担のみならず、近々に財政運営そのものが困難に陥るおそれがあり、大変危惧されるところであります。  このような事態に陥らないためには、当局の答弁にありましたように起債するに当たっては交付税措置があるなどの有利な起債に限るとともに、今後も財政指数や借入総額等に十分注意を払うなどして財政の健全化に一層努められるようお願いいたします。  行財政運営につきましては、少子高齢社会や地方分権など21世紀の行政課題に対応するため、行政改革の実施計画の実行、行政システムの見直し、職員能力の開発、資質の向上を図り、また市民とともに考え実行していく中で、効率化と効果的な施策の遂行ができるように一層努められることを切に望むところであります。  終わりに、平成11年度の予算が着実に執行されることを期待いたしまして私の賛成討論といたします。何とぞ議員各位の御賛同をいただきますようお願いいたします。 ○議長(澤脇圭司君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第11号を採決いたします。  本案は委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(澤脇圭司君) 起立多数。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。  次に、日程第2、議案第12号から日程第8、議案第18号までの7件を一括議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第12号から議案第18号までの7件を一括して採決いたします。  議題の7件は委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号から議案第18号までの7件は原案のとおり可決されました。  次に、日程第9、議案第19号及び日程第10、議案第20号の2件を一括議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  12番 松本 敏君。    〔12番 松本 敏君登壇〕 ◆12番(松本敏君) 私は、ただいま提案されております議案第20号 平成11年度島田市病院事業会計予算に対し、反対の立場から討論をいたします。  反対の理由は、この予算の中に看護専門学校の授業料の値上げ分が反映されているからであります。戦後未曾有の不況の中で、子を持つ親の家計の悪化の中で、従来聖域であった子供への教育費を減らさざるを得ない状況が進行しております。親や学生の負担はますます重くなり、教育の機会均等が崩れつつあります。こんな中で本予算が提案をされております。  内容は、平成11年度の新入生より現行の年間6万円を7万 2,000円に20%値上げし、40人掛ける7万 2,000円で予算化されております。論点の1つとして値上げの根拠が10年間改定していなかったので、こういうものがあります。しかしながら、近隣の授業料に比べて当学校の授業料が極端に低いとは見られないのは、例えば焼津市にある中部看護専門学校の授業料は島田市と同じ6万円になっております。確かに県内の学校で幾つか値上げが提案されているところがありますが、例えば静岡市立看護専門学校と当市の学校と現行の金額及び20%値上げ幅は全く同じであり、横並びの印象が強くあります。すなわち他校が上げたから本校もという感が強く、根拠が希薄であり、納得できません。こういう状況の中だからこそ市民生活を守る立場からこれ据え置き、一般会計から看護専門学校に繰り入れている負担金の増額などで対応すべきと考えます。この繰り入れている負担金も、11年度予算の1億 3,259万 7,000円は10年度と比較するとわすがに57万円しかふえておりません。値上げの根拠が薄いこと及び値上げを抑える努力が見られないことから本予算に反対をするものです。 ○議長(澤脇圭司君) 次、5番 小澤嘉曜君。    〔5番 小澤嘉曜君登壇〕 ◆5番(小澤嘉曜君) ただいま議題になっております議案第20号 平成11年度島田市病院事業会計予算につきまして、私は賛成の立場から討論いたします。  御承知のように、国は国民ニーズの多様化、疾病構造の変化等に対応して医療保険制度を医療提供体制とともに21世紀にふさわしいものに変えていこうという医療制度改革を進めております。そうした中で島田市民病院は年々厳しい経営状況を強いられておりますが、県内自治体病院の中でも常に良好な経営成績を残してきており、2%の消費税アップがあった平成9年度も結果的に赤字決算ではありましたが、最低限の赤字でとめたことは大いに評価できるものと思っております。  また、ことしの1月には日本医療機能評価機構から質の高い医療サービスを提供する医療機関として認定証の交付を受けました。県内では8番目、また県内自治体病院の中では4番目ということでありますが、これも医師を初めとして全職員の努力と仕事への真摯な取り組みの結果であり、我々議員としても誇りに思い、高い評価をしてやらなければならないと思うわけであります。  平成11年度予算においては、平成10年度から継続して行う病院改築事業、健診部門整備事業とともに高度医療機器などの購入もあって、資本的支出の建設改良費が16億 6,000万円と近年にない大型なものになっておりますが、私はこうした事業を確かな足取りで進めることで地域住民に対して常に地域の医療をリードするハイレベルの医療の提供が期待できるものと思っております。ただ、病院の経営状況は市の財政運営でも大きく影響を及ぼすことから、市民病院の運営に携わっている皆さんにはなお一層の努力をお願いするとともに、我々も最大限の努力をしていきたいと考えております。  終わりに当たり、平成11年度の予算が着実に執行され、よりすばらしい病院機能を持った市民病院が構築されることを期待いたしまして、私の賛成討論といたします。何とぞ議員各位の御賛同をいただきますようお願いいたします。 ○議長(澤脇圭司君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第19号及び議案第20号の一括議題を区分し、順次採決いたします。  まず、議案第19号を採決いたします。  本案は委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号を採決いたします。  本案は委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(澤脇圭司君) 起立多数。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。  次に、日程第11、議案第21号から日程第22、議案第32号までの12件を一括議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  12番 松本 敏君。    〔12番 松本 敏君登壇〕 ◆12番(松本敏君) 私は、ただいま提案されております議案第30号 島田市立看護専門学校条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論をいたします。  この条例の改定の内容は、入学検定料を現行の5,000 円から 6,000円に、金額で 1,000円、値上げ幅で20%アップしようとするものであります。もう一つは、授業料を現行の年額6万円を7万2,000 円に、金額で1万 2,000円、値上げ幅で20%アップをしようとするものであります。  反対する理由は、議案第20号 島田市病院事業会計予算で述べた内容と同じであります。不況の中で家計に負担をかけること、値上げの根拠が薄いこと及び値上げを抑える努力が見られないことから、本条例改正案に反対をするものです。 ○議長(澤脇圭司君) 次、5番 小澤嘉曜君。    〔5番 小澤嘉曜君登壇〕 ◆5番(小澤嘉曜君) ただいま議題になっております議案第30号 島田市立看護専門学校条例の一部を改正する条例について、私は賛成の立場から討論いたします。  看護専門学校の費用を調べてみますと、平成元年の開校後、全学年がそろい授業も落ちついた平成4年度の決算を 100にすると、平成11年度の予算額は39.2%の増となっております。しかも、平成4年度までは県の負担金がおよそ 1,000万円ほどありましたが、平成5年度から打ち切りになったため、平成11年度の市負担金は61.4%の増になっております。そうした中で、この間の授業料と入学検定料は全く変わっておりません。学校運営の費用がふえた理由は給与のベースアップや物価の上昇もありますが、カリキュラムの改正に伴い平成9年度と10年度に1名ずつ教員を増員したことによる運営費の増加が大きいと聞いております。これは学生にとっては大きな利益となるわけで、この利益を一部負担していただくということで考えればやむを得ないことと考えます。  値上げの幅につきましては20%増ということですが、金額としては1カ月 1,000円の値上げであり、これは10年間というスパンで見れば、月 100円ずつという程度であります。また、この20年の教育費の伸びは約28%となっていることから見ても納得できる額だと思います。  また、入学検定料につきましては 5,000円を6,000 円に値上げするということですが、学生の入学試験にかかる費用といたしましては、試験問題の作成及び採点にかかわる費用、募集要項、ポスター、学校パンフレット等の印刷代、広告料など、はっきり数字として出ているものだけでも120 万円ほどかかっているということで、そのほかに職員の手間や切手代、封筒代等を勘案すると、とても原価では賄えないわけでありまして、今回1,000 円の値上げはやむを得ないことと理解いたします。  以上のようなことから、今回の条例改正案に賛成するものであります。何とぞ議員各位の御賛同をいただきますようお願い申し上げて、私の賛成討論を終わります。 ○議長(澤脇圭司君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第21号から議案第32号までの一括議題を区分し、順次採決いたします。  まず、議案第21号から議案第29号までの9件を一括して採決いたします。  議題の9件は委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、議案第21号から議案第29号までの9件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号を採決いたします。  本案は委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(澤脇圭司君) 起立多数。よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号及び議案第32号の2件を一括して採決いたします。  議題の2件は委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、議案第31号及び議案第32号の2件は原案のとおり可決されました。  次に、日程第23、議案第33号から日程第25、議案第35号までの3件を一括議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第33号から議案第35号までの3件を一括して採決いたします。  議題の3件は委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、議案第33号から議案第35号までの3件は原案のとおり可決されました。  次に、日程第26、議案第36号を議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、討論なしと認めます。  これより議案第36号を採決いたします。  本案は委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。  次に、日程第27、議案第37号を議題といたします。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。ただいまのところ通告がありません。よって、質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。  10番 津田恵子君。    〔10番 津田恵子君登壇〕 ◆10番(津田恵子君) 私は、議案第37号 財産取得、つまり瑠璃釉陶磁器及び志戸呂焼等の茶道具類の取得に反対します。  まず、市民の税金を使う以上、この道具類が島田市民にどのような利得をもたらすかを考えてみました。茶道具という以上、それらのものが茶の湯に使われるのか否かが1つの問題となります。単に飾りを置くためのものとして取得するのであれば、少数の市民が数回の観賞を楽しむにとどまると思われます。一方、茶の湯のときに使えるとするならば、市民の文化の高揚に寄与すると思われます。  しかし、茶の湯というものを考えてみますと、それは哲学であり、その手法は人間が自然と融合するためにあえて自然と隔離された空間をつくり出すところにあり、それが茶室です。庭づたいにたどりついた茶室へにじり口から入る。その身には武器も装飾も何もつけず、身分も捨てて入ります。1畳台目とか2畳台目とかいった1坪か2坪の空間の中で客と亭主が対峙する無の空間に自然界のものを使い、さまざまなわざでつくり上げた茶室、その中に亭主は書や香合や花入れを配し、香や炭の炎、湯のたぎる音等々で精神の浄化を促し、炎がつくり出した焼き物で茶をたて、時空を味わいます。このようなひとときを持てる場にこれらの道具が使われるならば意味もありますが、教育委員会は道具を道具として考えず、展示物としての取得と思われます。なぜならば、川越街道沿いにある桜井邸を取得し、改修を施しますが、その建物を民俗資料館と位置づけています。  さきにも申したような茶の湯を楽しむような空間を島田市は所有していません。ブラザおおるりの和室ではしばしば茶の湯が催されますが、その中に小宇宙をつくる上げりことは困難な室内になっています。それに比べて、桜井邸は周囲の庭を整備することにより、あえて自然と隔離した空間をつくり出し、小間、広間として茶の湯を楽しむことができます。しかし、教育委員会においては茶道具の取得と桜井邸の市民活用とを一連のものと位置づけていません。桜井邸を市民に活用させることと、この道具類を使用させるものであるならば市民の利得は大きいものと思われます。しかし、それであってもその価格については問題が残ります。今回の瑠璃釉陶磁器茶道具一式はコレクションとしてのものであり、財政困難な我が島田市が取得すべき財産とは言えないので、私はこの議案に反対いたします。 ○議長(澤脇圭司君) 次、17番 手塚文雄君。    〔17番 手塚文雄君登壇〕 ◆17番(手塚文雄君) ただいま10番津田恵子議員から議案第37号 財産取得について反対討論がありましたが、私は賛成でありますので、討論に参加させていただきます。  卑近な例で恐縮ですが、私の住んでおります当市河原町に川越遺跡と呼ばれる古民家の文化財がございます。昭和40年代の初めごろ、この古民家が文化的に重要な家だということで文化財の指定を受けたときには、自分が住んでいた使いにくく住みづらい古い家が文化財なんてと言われてびっくりしたと私に語ってくれた人がおりました。しかし、その後、川越史跡は多くの人が訪れる観光の名所としても有名になりましたし、貴重な文化財として島田市の財産にもなりました。かように、文化財とは発見し、評価され、育てられるものであり、また金のかかるものであります。そして、文化とは評価する目であり、はぐくむ温かい心でもあります。  今回の議案にございます陶磁器等の文化財は、これからは島田市の文化財として皆様の温かい心ではぐくんでやっていただきたいと思っております。財政も大変厳しい折ですが、全国レベルの資料の貯蔵は今後の博物館運営にも大変やりやすくなる状況がございます。何とぞ御賛同いただきますよう皆様にお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(澤脇圭司君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。  これより議案第37号を採決いたします。  本案は委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(澤脇圭司君) 起立多数。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。      休憩 午前11時57分     ────────────────      再開 午後 1時10分 ○議長(澤脇圭司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ─────────◇────────── △日程の追加 ○議長(澤脇圭司君) ただいま大塚修一郎君ほか7人から発議案第1号が提出されました。
     この際、発議案第1号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第1号を日程に追加し、議題とすることに決しました。   ─────────◇────────── △発議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(澤脇圭司君) 発議案第1号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  15番 伊藤勇司君。    〔15番 伊藤勇司君登壇〕 ◆15番(伊藤勇司君) ただいま議題となりました発議案第1号 島田市議会委員会条例の一部を改正する条例について、提出者を代表し提案理由の説明を申し上げます。  改正の理由といたしましては、島田市行政組織条例の一部を改正する条例が改正されたことに伴いまして、島田市議会委員会条例の一部を改正しようとするものであります。  改正の内容といたしましては、第2条第3号中産業振興部を産業環境部に改め、水道部を削るものでございます。  附則におきまして、この条例は平成11年4月1日から施行しようとするものでございます。  以上、改正の理由及び内容について御説明申し上げました。よろしく御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(澤脇圭司君) 説明は終わりました。  これより質疑に入ります。この際質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案第1号は、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第1号は、委員会への付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。この際討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 討論なしと認めます。  これより発議案第1号を採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第1号は原案のとおり可決されました。   ─────────◇────────── △日程の追加 ○議長(澤脇圭司君) ただいま永井 亨君ほか23人から発議案第2号及び発議案第3号が提出されました。  この際、発議案第2号及び発議案第3号の2件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第2号及び発議案第3号を日程に追加し、議題とすることに決しました。   ─────────◇────────── △発議案第2号及び発議案第3号の上程、説明、採決 ○議長(澤脇圭司君) 発議案第2号及び発議案第3号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  13番 石間恵寿男君。    〔13番 石間恵寿男君登壇〕 ◆13番(石間恵寿男君) ただいま議題となりました発議案第2号及び第3号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  この発議案は議員全員による発議でありますので、案文を朗読いたしまして説明にかえさせていただきます。  最初に、朝鮮高級学校卒業生等大学受験資格に関する意見書。  大学の入学資格は、学校教育法に基づき「高等学校を卒業した者若しくは通常の課程による12年の学校教育を修了した者又は監督庁の定めるところにより、これと同等以上の学力があると認められた者」と定められているが、朝鮮高級学校は各種学校であるため、大学への入学資格が認められていない。  しかしながら、現実には、相当数の公私立大学において、朝鮮高級学校卒業生に対し、出身校の教育課程、出願希望者の履修状況、学則、調査書等の個別審査を行い、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた場合、独自の判断で受験資格を認定している状況にある。  よって政府は、朝鮮高級学校及び一定の教育水準を確保している在日外国人学校の卒業生の大学受験について、所要の措置を講じられるよう要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。  平成11年3月18日 静岡県島田市議会。  提出先、内閣総理大臣、文部大臣、自治大臣様。  次に、「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の延長に関する意見書。  予想される東海地震に備えて、国及び関係地方公共団体は、地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業計画を定め、この計画を中心に各般にわたる地震対策を鋭意講じてきたところである。  しかしながら、この計画は、限られた期間内に緊急に整備すべき必要最小限の事業をもって策定されているため、阪神・淡路大震災など近年の地震災害の教訓や社会環境の変化に伴う課題などに的確に対応するには、当該計画の充実と期間の延長を図り、地域住民の生命と財産の安全の確保に一層努めていかなければならない。  よって政府は、本計画の根拠である「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の延長について特段の配慮をされるよう要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。  平成11年3月18日 静岡県島田市議会。  提出先、内閣総理大臣、大蔵大臣、文部大臣、厚生大臣、農林水産大臣、運輸大臣、建設大臣、自治大臣、国土庁長官、消防庁長官、林野庁長官、水産庁長官様。  以上であります。 ○議長(澤脇圭司君) 説明は終わりました。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案第2号及び発議案第3号は議員全員による発議でありますので、質疑、委員会への付託及び討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第2号及び発議案第3号は、質疑、委員会への付託及び討論を省略し、直ちに採決することに決しました。  これより発議案第2号及び発議案第3号の2件を一括して採決いたします。  議題の2件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第2号及び発議案第3号は原案のとおり可決されました。   ─────────◇────────── △閉会中継続審査(調査)について ○議長(澤脇圭司君) 次に、各常任委員会及び議会運営委員会から、所管にかかわる事項について閉会中もなお継続して審査(調査)を行う必要がある旨、会議規則第 100条の規定により申し出がありました。  お諮りいたします。  各常任委員会及び議会運営委員会からの申し出のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(澤脇圭司君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員会及び議会運営委員会からの申し出のとおり、所管にかかわる事項について閉会中もなお継続して審査(調査)を行うことに決しました。   ─────────◇────────── △市長あいさつ ○議長(澤脇圭司君) 以上をもちまして、本定例会に提出されました議案その他全部を終了いたしました。  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。  岩村市長。    〔市長 岩村越司君登壇〕 ◎市長(岩村越司君) 本会議閉会間際の大変貴重な時間をいただきまして、まことにありがとうございます。まずもってお礼を申し上げる次第であります。  ただいまは、本定例会に提案いたしましたすべての議案を皆様方の深い御理解により、慎重審議の上、可決をしていただきまして、まことにありがとうございました。深く感謝を申し上げるとともに、今後の執行に当たりましては、市議会における審議の経過を踏まえまして、活力ある住みやすい島田市の実現に向けて職員ともども努力をしてまいりたいと思っているところであります。  さて、本定例会も本日が最終日でありまして、議員各位におかれましても任期最後の本会議の日となるわけであります。皆様方におかれましては明日以降、県議選、市議選と、いわゆる統一地方選挙に向けて本格的な活動が始まるものと思いますが、節目のときでもありますので、この場をおかりいたしまして、今までの4年間、諸議案を御審議、御議決いただいたお礼を申し上げるとともに、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  さて、皆様方が今期の議員のスタートを切られましたのは平成7年5月でありました。その年の1月にあの阪神・淡路大震災が発災いたしまして、その傷跡がいまだ生々しくまぶたに焼きついており、加えてバブル経済崩壊後の長引く景気低迷の影響が大きな陰を落としていた時期であったと記憶いたしております。  御承知のように、現在におきましても経済の状況は好転を見せず、国におきましてはたび重なる経済対策が講じられましたが、私ども島田市におきましても、そうしたことによる大きな影響を受けてまいりました。このような厳しい経済環境の中でありましたが、4年間の議会におかれましては多くの議案の御審議や適切な御指導をいただきました。おかげさまで皆様方の御理解をいただき、さまざまな施策につきまして所期の目的をほぼ達成することができたと思っております。  国・県レベルでの主要プロジェクトにつきましては、静岡空港におきまして空港本体部の工事に着手、また第二東名自動車道におきましても本線部の工事に着手、さらに大井川河川敷マラソンコースの一部完成など、順調な進展が見られております。  市独自の主要事業で申し上げますと、中央第三地区土地区画整理事業も、中心市街地における商店街の近代化、活性化を補完しつつ、個性的で魅力あふれたまちづくりを目指して推進してまいっております。  また、少子高齢化への対応として、平成9年にオープンした保健福祉センター「はなみずき」を拠点といたしまして、保健・福祉・医療の連携による一体化した総合的なサービスの提供を図っております。  さらに、来年早々の事業開始を目指して島田第二中学校の校舎改築事業も進めており、また定住人口増対策としての北部地域の宅地造成も着々と進み、近々一部分譲が開始できる運びとなっております。  一方、地方分権の推進に係る法律改正も目前となりまして、受け手である私どもも自己責任の増大に対処すべく行政運営の効率化を目指した行財政改革を進めているところであります。
     また、広域行政につきましては、島田・榛原地区広域市町村圏における連携や志太地区との連携について、そのあり方等の模索をしているところでもあります。  さて、昨年は市制施行後50周年を迎え節目の年を祝ったわけでありますが、本年はさらに新世紀へ向けて新たな一歩を踏み出そうとしているところであります。そのためには、主権者である住民みずからがどれだけ地域づくりを担う意思があるか、また行政が住民一人一人の意欲と願いを地域にどう根づかせ、育てていくことができるかが市の将来を決める大きなかぎであると考えております。そうした意味で、市民、事業者、行政がともに協力し合って進める協働のまちづくりの理念に立ち、市民福祉の向上と21世紀を展望した活力あるまちづくりを進めるべく全力を挙げて市政運営に努めてまいる所存であります。  これから、議員の皆様方におかれましては任期満了をもって新たな道へ進まれる方、引き続き市議会議員として御活躍されるべく決意を新たにされておられる方それぞれおられるのではないかと推察いたしますが、どうぞ今後とも島田市の活性化のために引き続きまちづくりにお力をおかしいただきたいと思います。  結びになりましたが、皆様方の今後ますますの御活躍と御発展、さらには御健康を祈念いたしまして、ごあいさつとさせていただきます。4年間、本当にどうも御苦労さまでございました。大変ありがとうございました。  以上でお礼のごあいさつとさせていただきます。                   (拍手) ○議長(澤脇圭司君) 御丁重なごあいさつ、ありがとうございました。   ─────────◇────────── △議長あいさつ ○議長(澤脇圭司君) 御承知のように、市議会議員の任期につきましては平成11年4月30日をもちまして任期満了となりますので、この際、市議会を代表して私からごあいさつを申し上げたいと思います。    〔議長 澤脇圭司君登壇〕 ○議長(澤脇圭司君) 市議会議員としての任期も1カ月を余すところとなりました本日、2月定例会の最終日に当たりまして機会をいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  私ども島田市議会第13期として平成7年5月より4年間、議員24名によるさまざまな議会活動に対しまして当局の皆様方には議会制度をよく理解され、私どもの質問や提言につきまして議会の精神を尊重され、行政執行に当たっては真剣に取り組まれましたことに対し、深く感謝申し上げる次第であります。  市長の施政方針の中で述べられておりますように、長引く社会経済の低迷の中で、戦後の半世紀余の功罪とも言える国・地方を問わず制度疲労感が強まり、地方分権の推進はいよいよ具現化するところまでまいりました。今や地方自治体に課せられた地方の独自性とともに、責任の重さを痛切に感じているところであります。こうしたことから、行財政の一層の効率的な見地からも広域的視野に立った行政運営が必要であると考えております。  次に、議長といたしまして議員の皆様方に一言お礼を申し上げたいと思います。  私は、皆様方の温かい御協力によりまして昨年5月に就任以来、無事その職務を果たさせていただきましたことを心から厚く感謝申し上げる次第であります。  思えば平成7年5月よりこの4年間、議員の皆さんにおかれましては市民福祉の向上を目指して真剣に議論し、討議され、当局に対する厳正な御指摘や提言等、活発な議会活動を展開されてこられました。また、本任期よりさらに議員定数の減員を図ったにもかかわらず、議員一丸となって親しまれる議会、開かれた議会を目指し、常に研究・検討を重ね、実践に結びつけてこられたことも事実であります。議会運営に鋭意努力されてきたことは議員としての見識の高さであり、敬服するものであります。  本任期の中で推進されました諸事業は、静岡空港の建設、第二東名自動車道の建設、公共下水道の供用開始や中央第三地区土地区画整理事業の推進、保健福祉センター「はなみずき」の建設、島田駅前自転車等駐車場の建設、また神座大津地区等における住宅団地開発など、定住人口増対策の推進は島田市の将来に明るい展望が開かれつつあることを強く感ずる次第であります。また、市制施行50周年記念としての諸事業が挙行され、今後の当市の発展の節目としてとらえられたことと思っております。  次に、2期目を迎えた岩村市長は豊かな行政経験と優れた先見性を持たれ、厳しい条件の中ではありますが、サービス産業としての市役所づくりなど意を尽くされて、とりわけ市民福祉のさらなる進展に努力され、着実にその実績を示されておりまして、評価いたすところであります。  さて、このようなときではありますが、任期満了を迎えてそれぞれ務めてこられました年月を振り返るとき、感激ひとしおのことと思いますが、引き続き再選を目指して御活躍をなさる方々に対しましては御当選を心からお祈りするものであります。  また、今期をもって退任される方々には、ますますの健康を祈念いたしますとともに、議会の先輩としてこれまでの経験を生かされ、市勢発展のために一層の御活躍をお願い申し上げる次第であります。  結びに、この4年間をともに過ごしてまいりました皆様方のいつまでも変わらぬ友情を心からお願い申し上げまして、私のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)   ─────────◇────────── △閉会の宣告 ○議長(澤脇圭司君) それでは、以上をもちまして平成11年第1回島田市議会定例会を閉会いたします。  御苦労さまでした。      閉会 午後 1時32分                委員会報告書                                        平成11年3月12日   島田市議会議長 澤 脇 圭 司 様                                経済常任委員会委員長 本 杉 敏 雄  本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、会議規則第99条の規定により報告します。                         記 ┌──────┬────────────────────────────┬─────┬──────┐ │事件の番号 │     件                名     │議決の結果│決定理由  │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第11号│平成11年度島田市一般会計予算中所管に属するもの     │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第13号│平成11年度島田市簡易水道事業特別会計予算        │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第18号│平成11年度島田市公共下水道事業特別会計予算       │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第19号│平成11年度島田市水道事業会計予算            │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │      │平成10年度島田市一般会計補正予算(第7号)中所管に属する│     │      │ │議案第36号│                            │原案可決 │適当と認める│ │      │もの                          │     │      │ └──────┴────────────────────────────┴─────┴──────┘                委員会報告書                                        平成11年3月12日   島田市議会議長 澤 脇 圭 司 様                                厚生常任委員会委員長 竹 島 茂 吉  本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、会議規則第99条の規定により報告します。                         記 ┌──────┬────────────────────────────┬─────┬──────┐ │事件の番号 │     件                名     │議決の結果│決定理由  │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第11号│平成11年度島田市一般会計予算中所管に属するもの     │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第12号│平成11年度島田市国民健康保険事業特別会計予算      │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第14号│平成11年度島田市交通災害共済事業特別会計予算      │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第16号│平成11年度島田市休日急患診療事業特別会計予算      │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第17号│平成11年度島田市老人保健医療事業特別会計予算      │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第20号│平成11年度島田市病院事業会計予算            │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │      │島田市職員特殊勤務手当支給条例及び島田市立保育所設置条例│     │      │ │議案第25号│                            │原案可決 │適当と認める│ │      │の一部を改正する条例について              │     │      │ └──────┴────────────────────────────┴─────┴──────┘ ┌──────┬────────────────────────────┬─────┬──────┐ │      │島田市福祉事務所設置条例及び島田市母子家庭等の医療費の助│     │      │
    │議案第29号│                            │原案可決 │適当と認める│ │      │成に関する条例の一部を改正する条例について       │     │      │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第30号│島田市立看護専門学校条例の一部を改正する条例について  │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第31号│島田市心身障害児通園施設に関する条例の一部を改正する条例│原案可決 │適当と認める│ │      │について                        │     │      │ └──────┴────────────────────────────┴─────┴──────┘                委員会報告書                                        平成11年3月12日  島田市議会議長 澤 脇 圭 司 様                                 総務常任委員会委員長 永 井  亨  本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、会議規則第99条の規定により報告します。                         記 ┌──────┬────────────────────────────┬─────┬──────┐ │事件の番号 │     件                名     │議決の結果│決定理由  │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第11号│平成11年度島田市一般会計予算中所管に属するもの     │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第15号│平成11年度島田市土地取得事業特別会計予算        │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第21号│島田市行政組織条例の一部を改正する条例について     │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第22号│行政機構の改革に伴う関係条例の整備に関する条例について │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第23号│島田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する│     │      │ │      │                            │原案可決 │適当と認める│ │      │条例について                      │     │      │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第24号│島田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について│原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │      │島田市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例につい│     │      │ │議案第26号│                            │原案可決 │適当と認める│ │      │て                           │     │      │ └──────┴────────────────────────────┴─────┴──────┘ ┌──────┬────────────────────────────┬─────┬──────┐ │      │議会の議決に付すべき公の施設の廃止又は長期かつ独占的利用│     │      │ │議案第27号│                            │原案可決 │適当と認める│ │      │に関する条例の一部を改正する条例について        │     │      │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第28号│島田市庁舎建設基金条例の一部を改正する条例について   │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │      │島田市農村環境改善センター条例の一部を改正する条例につい│     │      │ │議案第32号│                            │原案可決 │適当と認める│ │      │て                           │     │      │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第33号│島田・榛原地区広域市町村圏組合規約の変更について    │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │      │島田・榛原地区広域市町村圏組合規約の変更に伴う財産処分に│     │      │ │議案第34号│                            │原案可決 │適当と認める│ │      │ついて                         │     │      │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第35号│島田市指定金融機関の指定変更について          │原案可決 │適当と認める│ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │      │平成10年度島田市一般会計補正予算(第7号)中所管に属する│     │      │ │議案第36号│                            │原案可決 │適当と認める│ │      │もの                          │     │      │ ├──────┼────────────────────────────┼─────┼──────┤ │議案第37号│財産の取得について                   │原案可決 │適当と認める│ └──────┴────────────────────────────┴─────┴──────┘                陳情審査結果報告書                                        平成11年3月12日    島田市議会議長 澤 脇 圭 司 様                                経済常任委員会委員長 本 杉 敏 雄 ┌────────┬───────────────────────────────────────┐ │委員会開催日  │       審査事項及び結果                        │ ├────────┼───────────────────────────────────────┤ │ 平成11. 2.24  │1.陳情審査                                 │ │        │  平成11年 陳情第1号                           │ │        │ 「新たなテナントの誘致等による就労機会の確保に関する陳情」         │ │        │    (継続審査)                             │ ├────────┼───────────────────────────────────────┤ │ 平成11. 3.12  │1.陳情審査                                 │ │        │  平成11年 陳情第1号                           │ │        │ 「新たなテナントの誘致等による就労機会の確保に関する陳情」         │ │        │    (不採択)                              │ └────────┴───────────────────────────────────────┘                陳情審査結果報告書                                        平成11年3月12日    島田市議会議長 澤 脇 圭 司 様
                                   総務常任委員会委員長 永  井  亨 ┌────────┬───────────────────────────────────────┐ │委員会開催日  │       審査事項及び結果                        │ ├────────┼───────────────────────────────────────┤ │ 平成11. 2.24  │1.陳情審査                                 │ │        │  平成11年 陳情第2号                           │ │        │ 「一中・二中の給食の早期実現と安全な食器への切り替えを求める陳情」     │ │        │ (継続審査)                                │ ├────────┼───────────────────────────────────────┤ │ 平成11. 3.12  │1.陳情審査                                 │ │        │  平成11年 陳情第2号                           │ │        │ 「一中・二中の給食の早期実現と安全な食器への切り替えを求める陳情」     │ │        │ (継続審査)                                │ └────────┴───────────────────────────────────────┘...